AORIJSPS
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東南アジアにおける沿岸海洋学の研究教育ネットワーク構築

Establishment of Research and Education Network on Coastal Marine Science
in Southeast Asia (COMSEA)

日本学術振興会アジア研究教育拠点事業                           
Japan Society for the Promotion of Science Asian CORE Program


事業目的


東南アジアの沿岸にはサンゴ礁、マングローブ林、アマモ場などの沿岸生態系のほか、水深4000 m を超える深海もあり、これらの多様な環境がこの海域に独特な世界最大といわれる生物の多様性を生み出しています。この海域はまた様々な水産資源の供給源として6億人をこえる沿岸諸国の人々の生活を支えています。しかしこの海域では陸域からの汚染物質の流入や漁業・リゾート開発等の人間活動による沿岸環境の悪化も深刻な問題となっています。また最近ではサンゴの白化をはじめとする地球規模の気候変動の影響も懸念されています。

このような問題の解決には、まず沿岸環境の現状と過去から現在までの環境変動の様子を明らかにする必要があります。東南アジアの沿岸環境については19世紀のチャレンジャー号探検航海に始まる永い研究の歴史があり多くの知見が蓄積されています。また、近年、沿岸諸国内の調査・研究や国際共同研究により、新たな知見も得られていますが、同時に未知の領域も大きく残されています。さらに個々の調査・研究の対象、海域、情報の精度、確度、および公表や保管の形体などには大きな違いがあります。日本学術振興会では2001年から2010年にかけて東南アジア5ヵ国と日本による多国間プロジェクト「沿岸海洋学」を実施し、沿岸諸国と日本の研究者の協力のもとに、この海域の沿岸環境について基礎的情報を整備し、これらの活動を通じて各国での研究の中心となって活躍が期待される多くの若手研究者を育成してきました。

今回のプロジェクトでは、上記プロジェクトを通じて整備してきた東南アジアにおける沿岸海洋学の研究・教育ネットワークをさらに拡充し、衛星リモートセンシング、遺伝子解析、高精度化学物質分析等の最先端の手法を駆使した共同研究と学際的協力による生態系研究、および参加各国における最先端の沿岸海洋学の拠点と多国間のネットワーク形成により、地球規模の国際的取り組みにも貢献しうる人材の育成を目指します。


Hot Topics


New!
●2015年11月23〜24日、G2P MOHE-UPM-JSPS (Asian CORE) 共催ワークショップ「動物プランクトン写真撮影技術」の開催 

●2015年10月30日〜11月6日、G2B タイにおける八放サンゴ類とそれに付着する動物に関する分類学的ならびに生態学的研究

●2015年9月7日~911、G2B 第4回国際ワークショップ:形態と分子に基づくサンゴ礁生態系における海洋ベントスの系統分類

●2015年7月7日〜15日、G2H ベトナムの有害藻類被害に関する調査

●2015年6月13~18日、G1 北部タイランド湾の貧酸素水塊観測

●2015年3月16日、G2F ジョホール海峡北西部の魚類フィールドガイドの刊行

●2015年2月18日~26日、G2B タイにおける海草藻場の生物多様性と生態系機能の関連性の解明に係る調査

●2015年1月5日〜10日、G2H ベトナムにおける有害微細藻類相調査

●2014年12月16日~18日、マレーシア教育省・日本学術振興会(ACORE-COMSEA)共同開催ワークショップ:東南アジアにおける統合的アマモ場生態系調査


●2014年12月9日~16日、G2F ベトナム・ハロン湾の海産魚類調査


●2014年11月5日〜20日、G2H 東南アジアに出現するラフィド藻Chattonellaに関する共同研究

●2014年11月2日〜11月9日、G2B タイにおける八放サンゴ類とそれに付着する動物に関する分類学的ならびに生態学的研究 

●2014年10月13日〜18日、G2H インドネシア・ランプン湾における有害藻類調査

●2014年8月8-10日・9月22-24日・11月5-7日、G1 北部タイランド湾の貧酸素水塊調査
 
●2014年8月26〜29日、G2P 国際トレーニングワークショップ「海洋動物プランクトンの多様性と分類」の開催

●2014年8月9日〜16日、G2H 有害藻類の同定とモニタリングに関するトレーニングワークショップ

●2014年8月9日~8月15日、G2B 第3回国際ワークショップ:形態と分子に基づくサンゴ礁生態系における海洋ベントスの系統分類

●2014年7月18日〜23日、G2H  タイ・チャン島周辺海域における有毒渦鞭毛藻類調査

●2014年5月10日~16日、G2B 研究船バルナ・ジャヤ8世でマカッサル海峡から採集された深海性クモヒトデ類の分類学的研究 (インドネシア)

●2014年5月14日~15日、G2F フィールドガイド「Fishes of Johor Strait」出版のた
めの編集会議 (日本)


●2014年4月22日~25日、第9回IOC/WESTPAC国際科学シンポジウム(ベトナム)

●2014年3月26~31日、G3 海洋汚染研究に関するセミナーと汚染研究に関する打ち合わせ(マレーシア)

●2014年2月22日~28日、G2F メランボンショールおよびジョホール水道西部の魚類調査(マレーシア)

●2014年2月16-25日、G2H タイの底生性有害藻類相調査(タイ)

●2014年2月2-8日、G2H タイの底生性有害藻類相調査(タイ

●2014年1月23-28日、G2H ベトナム水質環境研究に関する打合せ(ベトナム)

●2014年1月21日、G3 国内メンバー会議(日本)

●2013年12月20-24日、G2H ベトナム沿岸域の有害藻類と貝毒調査(ベトナム)

●2013年12月10日~14日、G3 メダカ実験指導と次年度汚染調査案の策定(インドネシア)

●2013年12月11〜13日、G2B 八放サンゴの分類学に関する国際ワークショップ(マレーシア)

●2013年11月15日~17日、NRCT-JSPS Joint International Seminar on Coastal Ecosystems in Southeast Asia開催

●2013年8月26日~28日、G2P 動物プランクトンの生態・同定に関する国際トレーニングワークショップ (フィリピン) 

●2013年4月〜7月、G2F ウェブページを用いた採集魚類の同定 (マレーシア)


●2013年3月~7月、G1 タイランド湾の潮汐・潮流同化モデルの開発推進 (タイ)

2013年7月、G3 有機スズ化合物の分析 (マレーシア)

●2013年、G2B 7月5日〜7月7日、サンゴの回復に関する共同研究・貝類の系統地理学に関する共同研究 (タイ)

●2013年7月1日~4日、G2P 2013年7月1日〜4日、BUU-JSPS国際ワークショップ「タイ国におけるクラゲ類の分類と飼育」 (タイ)

2013年6月30日〜7月4日、G2B 第二回分子系統解析ワークショップ(マレーシア)

●2013年5月25日〜6月3日、G2P 第2回アマモ場生態系共同調査 (マレーシア)

2013年5月24~29日、G3 マレーシアにて総合的生態系調査実施

●2013年4月21日~4月26日、G1 国際藻類シンポジウム (インドネシア)

●2013年3月26日、G2P JSPS-ACORE/COMSEA 第1回マレーシアネットワーク・ワークショップ

●2013年2月28日~3月3日 G2B 第二回分子系統解析ワークショップ及び藻場総合調査事 前打ち合わせ(マレーシア)

2013年2月18日〜23日、G1 アヌクル博士(タイ、ブラパ大)の名古屋大への招聘とセミナー開催

2013年2月14日~19日、G3 生物を指標とする環境モニタリングに関するミニセミナー(インドネシア)開催

2013年2月、G2P ブラパ大学(タイ)と新江ノ島水族館の学術協定締結

2013年1月15日〜22日、G2B タイにおける八放サンゴに付着する動物の調査研究

●2012年11月12日~14日:LIPI-JSPS Joint International Seminar on Coastal Ecosystems in Southeast Asia 開催

●2012年6月12日〜14日、ジョイントセミナー〝The Integrative use of classical and molecular taxonomy on marine benthic organisms〟開催

●2012年5月29日〜30日、インドネシア・西カリマンタン州におけるセミナー
〝Risk Assessment of Mercury and Other Heavy Metals to Coastal Communities in West Kalimantan: 2010-2012〟参加


イメージ:採集調査